ブックレビュー「日本労使関係史 アンドルー・ゴードン 著」

大部の本書を読んだ私の短い感想は、労使関係の歴史、または労働運動の歴史も、資本主義の周期的反復性に制約されているということを通史を通じて理解できるということだ。
このことは非正規問題でごく簡単に説明できる。非正規労働者とは高度経済成長の臨時工であり、またそれら非正規も臨時工も、明治初期の資本主義黎明期から戦時中にむけて存在した工場労働者のことなのだ。当時の工場労働者は、職員に対して低く処遇がおさえられていた。
ということは非正規労働者とは歴史的に形成されたものともいえる。
多くの論者が非正規問題を論じるが、それらを読むより、本書の通史を先に読んだほうが非正規問題は理解できるし、ほかの労働問題も理解できる。
労働運動に関係する人間はもっていなければいけない本である。


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