非正規拡大の「深層」、私はこのように考える

派遣労働法改悪が可決されました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150619/k10010120161000.html
労働側の敗北です。
というか、1985年中曽根内閣のもとで「派遣労働法」が可決された。その時点で「労働側」は敗北へとすべりおちていく。
それから30年、派遣労働者ほか有期雇用労働者も含め、「非正規」は拡大する。
現在、約2000万人です。
30年もあったのに、労働側はなにをしてきたのか。
私は「オールド左翼」の言い訳は聞きたくない。
「オールド左翼」というか「オールド労働運動家」は、曰く、「非正規を組織してもすぐやめるから」云々、という言い訳はもう聞き飽きた。
派遣法改悪の責任は「労働側」にある。
連合が、法案可決日当日に「非正規労働者」を集めて「デモ」しようが、そんな「見せかけ」にはうんざりだ。
なぜ、「労働側」が「非正規労働者」の問題に真剣に取り組みたくないのか。
ひとつは、「企業別組合」の「お役所感覚」の活動。というか、「企業別組合」は、企業の労務管理するわけだから、「非正規労働者」の存在は願ってもない存在だ。「正規雇用労働者」の不満を「非正規労働者」へ「正規雇用労働者」が「パワハラ」「差別」をすることで、企業への不満をそらすのだ。だから「労組」に加盟するわけがない。
ふたつは、非正規労働者の問題を解決しようが「お金」が「労組」に入らない、ということ。
非正規労働者の多くは「低賃金労働者」だから、仮に「未払い残業代」を得て、その一部を労組におさめても、「労組の財政」の助けにならない。むしろ「労力」がかかったと唾棄されるのです。
非正規は企業からは当然、差別され、労組からも差別されている。
非正規は見捨てられたこどものような存在である。
そして、労働組合は体質的に「防衛」が身に沁みついているので、やりやすい「正規雇用」の問題しか、取り組みたくない。労基法を使えばいいですからね。非正規は有期雇用がネックだと「オールド労組」は言い訳しか言いません。
それが「非正規拡大の深層」だ。
そして、中でも派遣労働者の問題を労働組合、それも「経験あると豪語したがる労組」ほど非正規問題に取り組みたくない。
というのは、派遣問題に取り組んでいる労組はプレカリアートユニオンだとか首都圏青年ユニオンという「新しい労組」ではないか。またはPOSSEだ。
連合も傘下にプレカリアートユニオンという非正規問題に取り組む労組があるから、取り組む「演技」をしているだけだ。
日本共産党も「首都圏青年ユニオン」が傘下にあるから、取り組むだけのことであって、本当に非正規問題を解決したいのか。
いまさらなにが「吉良よし子」だ。ばかばかしい。
まあ、日本共産党にしてもほかの労組にしても「問題の取り組み」にかかるのは遅いのが自称左派の特徴ですがね。
労組の幹部は中には「労働者」を下に思っている奇妙な人物もいますからね。
そういう奇妙な「労働貴族」が「労働者」をデモに動員して「自己満足」をしていたりするのが日本の自称・左派だ。
(全員がではない、中には誠実な運動家もいるが、誠実であれば誠実であるほど、「運動」から身を引いたりする)
日本の右傾化は、右傾化が促進されたのではなく、「勝手に左派」が自壊した結果、相対的に「右傾化」にみえるだけのこと。
見える、と私が言ったのは、SEALDのような若者が出てきたことだ。
日本国民の無意識下では「右傾化」にはなっていない、だが、左傾化もしていない、だ。
だが、安倍はダメだということはわかっているが、対抗する軸が見えない、それが現状である。
その対抗軸が見えないことがSEALDによる「中核、革マル、ブント」は嫌です、というようなツイッターだ。
それが日本国民の標準的な感想だ、当たり前だ。
企業からの攻撃、安倍からの攻撃に対抗できていないのが日本の自称左派だ。
その対抗できない自称左派の非正規問題のやりすごしが非正規拡大そして派遣法改悪だ。
我々日本国民は、特に非正規は、いったい、企業側に反撃できるのだろうか。

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